銀河鉄道の夜
こうして、4人全員でベオグラードを出発し、一行は夜行列車でモンテネグロへ。
師匠「オタさんは、もう長いことセルビアに居たんですか?」
オタ「はい。ぼくは大学院生なんですけど、セルビアとモンテネグロの歴史が好きで、時間ができると行き来するんです」
ぼく「へぇ!すごいなぁ。」
写真「おれよりセルビアについて知ってるんですから、もっと発言してくださいよ。笑」
師匠「大学って東京のですか?」
オタ「はい」
ぼく「もしかして東大ですか?」
オタ「はい。大学院から入りました」
ぼく「おおすごい」
などなどと、語り合ってる内に、列車のドアのロックが外れ、乗り込む。
初めての夜行列車。
しかも国境越えだ。
4人で乗ってるので
なんだか修学旅行のよう
ぼくと師匠は一緒にチケットを買っているので、同じ部屋だ。
オタと写真家は別の部屋に居たが
すぐ合流して、てんやわんやと話していた。
列車の発車時刻は22:00だったかな...
気の利いた灯りが、一切なかったので
すごい夜に感じたのを覚えている。
列車の中は、1車両ごとにボックス席のように何個も区切られており
狭い部屋の中に6人が相部屋する。
ぼくと師匠以外の乗客は、おっさん2人とおばさん2人だった。
ずっとおっさん2人がくっちゃべっていて
一人のおばさんが、自分の座席はここであってるのかとすったもんだした後、速攻で寝た。笑
もう一人のおばさんは、なにやらおっさん2人の会話に混じり
一切寝る気配なく、やかましく夜が更けていく。笑