ゆかいな酒場放尿記

うつとヘルニアを乗り越え、世界へ旅立つ

チームベオグラード、ボスニアヘルツェゴビナにて解散

サラエボの市内を観光してみると

とても面白い

 

モスクがある一方で、アジアの文化などが、ごちゃ混ぜになっていた。

 

なんでそうなっているのか忘れたけど(重要なとこなのに)

非常に興味深かった。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

実はここサラエボ

 

ブルガリアで出会い

苦楽を共にしてきた師匠と

 

奇跡のベオグラードにて

なんの因果か

共に旅をすることになったキキくんと

 

お別れすることになっていた。

 

 

約2週間

長いようで短かった

非常に濃い夏が、終わろうとしていた。

 

 

師匠はイギリスにて治験を

 

キキくんは、ドイツでビール

 

ぼくはボスニアを南下して、モスタルという街へ行く

 

 

真っ昼間のサラエボの噴水広場で

 

師匠「ここの水飲むと、また帰ってこれるらしいよ。」

ぼく「マジですか!?」

キキ「みんなで飲みましょうよ」

 

ぼくらは、手に水をすくって飲んだ。

 

これが別れの儀式になるはず...だった...笑

 

 

キキくんは、もうちょっと街の観光をしていくといい

 

ぼくと師匠は

バスと飛行機の時間が迫っていたので

先に宿に帰り、荷物をとりに行くことに。

 

宿に帰るトラムを待っている間も、茶番劇を繰り広げる僕ら

 

キキくんとはここでお別れだ。

師匠は実は涙脆いので、結構さみしそう。

 

ついにトラムがきて

キキくんとお別れ

 

僕らは道中で目撃した

イカしてる挨拶を行い

トラムに乗り込んだ。

 

流石のキキくんも

すごい寂しそうなのが印象的だった。

 

ぼくも、別れ際のなんともいえないキキくんの表情を、いまだに覚えている。

 

 

師匠「じゃあなー!また会おう!」

ぼく「必ずまた会おうぜ!!」

キキ「はい!お二人も気をつけて!」

 

 

トラムの戸が閉まり

 

ぼくと師匠も言葉少なめになる

 

 

師匠「うつヘルくんとももうちょいでお別れだね

ずっとみんなでいたから、急に一人になると寂しいね」

 

ぼく「ほんとですよね」

 

 

・・・・・・

 

 

ぼく「なんか別れ方がオーケストラみたいですね」

 

師匠「そうなの?」

 

ぼく「オーケストラって退場する時、各パートごとに散り散りになって帰るらしいですよ」

 

師匠「へぇ...そうなんだ。

なんかそう考えるとかっこいい別れ方だね」

 

ぼく「そうですね笑」

 

 

師匠が涙目になっていた。

 

師匠「目に焼き付けておきたいのに、景色がよく見えねえよ」

 

 

 

その時、事件が起こった。