セルビアのベオグラードに列車で到着。
ソフィア〜ベオグラード間の列車は長かかった。
(なにせ約8時間1日がかりである)
しかし、そこまで長く感じなかった。
ぼくらの珍道中は楽しかった。
1両ずつ狭く小さいので、ぼくら以外に乗ってこなかった。
日本人老男女四人組は、なんと小学生の頃の幼馴染らしい。
何年振りかに会って、リーダーから他の三人にお誘いがあったらしい。
「老いるのはまだはやい、一緒に列車でヨーロッパを回ろうぜ」
なんかドラマか漫画に出てきそうな展開である。
事実は小説よりも奇なりと言うけど
本当だなぁと、ぼくは思った。
老いてなお
旅する心
忘れない
うつヘル心の一句
家族の話や、これまでの旅の話
師匠とぼくの出会いや、これからの旅のこと
もらった果物や柿ピーなどのお菓子を食べながら、色々話した。
途中で寝たり、本を読んだり
絶景が多かったので、よく写真や動画を撮ったりしていた。
昼寝から起きた後の車窓から見える夕焼けは、とても綺麗だった。
そして...辺りも真っ暗になったころ、ついにベオグラードについたのである。
運命的な出会いを果たすことになる...。