運命の地セルビア「ベオグラード」へ列車で行く
そんなこんなで師匠と僕は次なる地
【2019年 9月9日】のことである。
僕たちは9月9日9時(9揃いだラッキーナンバーにしようかな)にソフィア駅で待ち合わせた。
僕たちはなぜか、事前の待ち合わせ場所ではなく、トイレにて落ち合う。笑
旅行計画を立てているときに
セルビアのベオグラードとモンテネグロのバールを結ぶ路線(バール鉄道)が、鉄道乗りの間で有名な絶景路線であることがわかったからだ。
僕は列車に乗ることが好きだったので
ネットの絶景記事を見た時に、俺もこの列車に乗ろうと決めていたのである。
その為、ソフィア〜ベオグラード間もせっかくなので列車で移動することにした。
このソフィア〜ベオグラード間の列車も、古くて窓を開けられて、十分に絶景であった。
この路線もオススメしたほどである。
話をソフィアの駅のトイレで落ち合った所まで巻き戻すと
師匠と僕は無事合流。
師匠がちんたらずっとう○こしとったので、発車時刻が迫って焦った僕は、ベオグラード行きの列車のプラットフォームに向かう(イタリアで乗り遅れそうになった大惨事事件があった為)。
僕は焦りながらプラットフォームで師匠を待っていた。
ほとんど乗客はいなかったのだが
?「いやぁ、間に合ったね〜」
?「良かった良かった」
何やら聞き覚えのある言語で話す爺さん婆さんを発見した。
ひしりに顔の汗をタオルで拭う、四人の日本人老男女であった。
あ、日本人だと思った数分後。
ついに師匠がズボンのベルトを締めながら
師匠「なんだ〜まだ全然大丈夫じゃん。うつヘルが焦るからやばいのかと思っちゃったよ〜」
とか言って、全然焦るそぶりもなく現れた。
そこで日本人老男女と師匠の顔が合う。
きたろう爺さん(俳優のきたろう似)「あ、どうもどうも。こんにちは」
師匠「あ、どうも。こんにちは」
僕「こんにちは」
こうしてここソフィアの駅にて、なんの因果か、老男女四人組と師匠と僕。
計6名は、ベオグラードまでの約8時間の長い列車の旅を、共にすることとなるのである。
⭐️ベオグラード行き列車メンバー⭐️
老男女四人組
①きたろう爺さん
俳優のきたろうが、さらに老けて、ふくよかになった感じ。
車掌と窓を開けていいか、全編日本語にて交渉をおこなうおもろい爺さん。
柿ピーをずっと食っている。
そして、孫の写真を嬉しそうに見せてくれる(常時)
目を離すと寝ている。
②リーダーの爺さん
リタイアする前は、銀行のお偉いさんだったらしい。
そこそこの毒舌。
師匠に放った一言は強烈であった。笑
若い頃は、パンをかじりながら世界各地で列車の旅をしていたらしい。
③気のいい優しい婆さん
ぼくらに果物や余ったお菓子をくれる、優しい婆さん。
婆さんの家族の話や、僕たちのこれまでの旅の話を、優しい顔をして聞いてくれていたのが印象的だった。
④気のいい優しい活発な婆さん
何かと動き回る活発な婆さん。
師匠とぼくの関係性を、出会って間も無く見事に見抜く。