発車
荷物をまとめて部屋をでると
タバコを吸う人
僕たちと同じような観光客
地元客で通路が賑わっていた
観光客「その充電ケーブル(師匠愛用タコ足)すごいね!」
師匠「すごいでしょ!日本製だよ」
観光客「おお〜!きみたち日本から来たの?」
一同「うん」
観光客「おお〜!ぼくも日本に行ったことあるんだけど、大好きだよラーメン!」
一同「うまいよね!ハハハハハ」
なんて話をしていたら
列車がぎこちなく動き出す
本当にガタンゴトンキキキキと鈍い音が出る。
なんだか昔の時代に戻ったかのようだ。
否が応でもテンションがあがる。
テンションが上がりすぎた観光客がウエーイと奇声を上げる。
出発はお祭り騒ぎだ。
なんでか忘れたけど
おもろいことがあって乗客みんなで笑い合っていた記憶がある。笑
しばらくして眠くなってきたぼくらは
それぞれの床についた。
朝早くからのお楽しみがあったからだ。
師匠とぼくは部屋に戻る。
誰も部屋に居なかった。
師匠とぼくは三段ベッド(座席)の一番上だったので、そそくさと上がり、寝る準備に入る。
夜が明けるまで、いろんな話をした。
列車が時折揺れる
その度に、チャプンチャプンと音がして、なんやろなと思って振り返ると、荷台でキキくんにもらった炭酸水が、チャプチャプと波打っていた。笑
師匠「チャプンチャプンうるせえよ笑」
ぼく「これだったんですね笑」
師匠「なんか気になるなと思ってたんだよ笑」
ぼく「やかましかったですね笑」
なんだか炭酸水がチャプンチャプンと揺れる音がマヌケすぎて、2人で笑っていた。