ポドリコツァ(モンテネグロ)で朝食を
絶景を楽しんでいたら
到着駅まで近付いてることを知らぬまま
呑気にシャッターを切る師匠とぼく
いつの間にか、オタと写真家が居なくなっていることに気づいた時には
列車が止まり、駅に着くと慌てて僕らは飛び降りた。
帽子を忘れたことにも気づかぬまま降りたが
同部屋のおっさん2人とおばさんが、車窓から乗り出し、僕らを呼び止めている。
師匠「あれうつヘルくんの帽子じゃない!?」
ぼく「あ ほんとだ。やべ」
こうしてクソ暑い中、帽子を被らずにいることは免れ
やかましかったけど、いいおっさんとおばさんだったなぁと
ぼくはお礼を言って、駅から見送った。
モンテネグロのポドリコツァ駅(確かそんな名前だった)に着くと
朝からギンギンに太陽が照らし、クソ暑い。
モンテネグロのお金を持っていなかったぼくと師匠は、前夜に写真家くんのご好意により、パンと炭酸水で飢えを凌いでいたので、まずは朝食をと、4人で駅のカフェで朝食を取ることになった。
オタ「このメニューが名産で美味しいですよ」
一同「じゃあこれにしよう」
これが本当にうまかった
しかもそこそこ安い
後述する、ハリーくん(この人もまた顔がおもろい)は日本の物価は安いと言っていたが、ぼくは高いと感じたのである。
僕ら4人の身の上話になる
写真「ぼくは、友達に合いにセルビアに来たんです。
せっかくきたので、ヨーロッパを少しみて回ろうかなと思って。
ちょうど時期らしいので、オクトーバーフェス(ドイツのビールのお祭り)に行こうと思ってます」
写真家くんは、アメリカに留学していたらしく、こっちの友達も多いみたいだ。
師匠「へぇ〜そうなんだ!おれたちもこれからヨーロッパ回るつもりなんだ。おれは1週間後イギリス(チケラーのため)に行かなきゃいけないんだけど、それまで一緒にね」
ぼく「はい。写真家くんもどう?一緒に行く?」
結構何気なく言った一言である。
写真「え いいんですか!?」
ぼく「(おお、、、結構乗り気だ。笑)
もちろん。楽しそうだね」
師匠「オタくんもどう?笑」
オタ「笑 ぼくは勉強がありますから笑 モンテネグロにずっといますよ」
ぼく「そりゃ残念!せっかく故郷が一緒だったのに!」
そう。
オタくんとぼくは、偶然にも故郷が一緒だったのである。笑
オタ「ぼくは、セルビアとモンテネグロの歴史が大好きで、大学院でもその勉強をしているんですが、こうして何回も現地調査じゃないけど、現地にも足を運んでるんです」
一同「おお そりゃすごい」
オタ「この後、学術書をいただきに研究室まで行こうと思ってるんですが、時間はありますか?」
一同「もちろん!研究所がどんなとこか気になるし、行ってみよう!」
こうして僕ら4人はオタくんに同行し、研究室にいってみる事に。
こんな事なかなかないし楽しみである。