ゆかいな酒場放尿記

うつとヘルニアを乗り越え、世界へ旅立つ

モンテネグロ歴史研究室へ

【久しぶりのヨーロッパ旅行記

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真夏のモンテネグロ(というかヨーロッパ)はクソ暑かった...

 

夏にヨーロッパに行く方は、熱中症対策は万全にしましょう。

 

うつヘルは、一度熱中症で死にかけました。

 

 

全く会計の精算に来てくれない店員に業を煮やしながら

なんとか会計を済ませ、外に出たぼくら4人は、てくてくとオタくんの研究室に歩いて向かう。

 

他愛もない会話をしていると、オタくんがキョロキョロキョロキョロしている。

 

師匠「オタくんどうしたの? 迷った?」

オタ「いえ。こっちであってるはずなんですけど...」

ぼく・写真家「・・・」

 

 

数分後

 

キョロキョロしている

 

一同「(迷っとるやないか...)」

オタ「あれ...おかしいなあ...」

師匠「オタくんスマホのマップで見ればいいんじゃない?」

オタ「そうですね...」

 

 

 

一向にスマホを見ようとしないオタくん(持ってなかったんだっけ?)

ひたすら勘と記憶を頼りに右往左往する

 

外は炎天下なので、体力を奪われていき

一同、なにしとるんやオタくんはよ研究室行こうぜと切に思いを募らせていたとき

 

オタ「あ、あった!こっちです!」

一同「おお...あったか!」

 

と、右往左往することかなりの時間を要したが

なんとか無事に研究室に到着。

 

モンテネグロの歴史研究室は、こじんまりとしていた。

 

オタ「ちょっとここで待っててください。本をもらってきます」

一同「了解」

 

中に入りたかった気持ちを抑え

神聖な場所なんでと言わんばかりのオタくんに押され

外で待機する僕ら3人。

 

女性の話とか、写真家くんの話などをしていた記憶がある。

 

 

話し込んでいたオタくんが戻ってくる。

 

オタ「代金を払うって言ったのに、いらないっていうので、貴重な資料をタダでいただいちゃいました。」

ぼく「おお...よかったね!」

オタ「タダであげる代わりに、日本の人々にモンテネグロの歴史を教えてね。なんて言われちゃって、ちょっとプレッシャーですよ。笑」

オタ「大学の資料室におかせてもらおうかな」

 

 

なんだかすげぇなぁ〜とか思いながら話を聞いていた。

ぼくは、セルビア・モンテネグロの歴史は一切知らなかったし

好きが高じて、こうして遠いヨーロッパまで何度も足を運び

言葉を覚え、観光するわけでもなく、勉強に勤しむオタくんを純粋にすごいなぁと思ったのである。