ゆかいな酒場放尿記

うつとヘルニアを乗り越え、世界へ旅立つ

モンテネグロの世界遺産・城塞都市「コトル」にて

無事にモンテネグロ世界遺産・城塞都市「コトル」についたぼくら3人

 

まずは辺りが真っ暗な中、今晩の宿を探すことになった。

 

事前に決めておけと突っ込まれるかもしれないが、僕らの旅は大体行き当たりばったりだ。笑

2〜3宿を回って、一番安くて良さげなホステルに泊まることになった。

 

ここのホステルは、内装がお城のようになっており

飾ってある絵画まで、お洒落で凝っていた。

 

問題は部屋の中である。

安宿でよくある話だが、狭い部屋にベッドが16台ぐらいあるのである。

 

真っ暗闇の中、スマホのライトを頼りにベッドを探し、やっと床に着く。

いびきのうるさいおっさんを尻目に、眠りにつく。

 

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翌朝

 

起きて窓を開けると

なんだか魔女の宅急便に出てくる風景そのままで

この窓がまた素晴らしい作りになっていて

全開になる仕様だ。

 

僕らはこの窓が大好きだった。笑

 

写真家くんがあまりに好きすぎて

何回もシャッターを切り、自ら魔女の宅急便のキキのマネをするので

面白すぎて、あだ名が「キキ」になったほどだ。笑

 

 

一番初めに起きたぼくは

ふと街並みを一人で散策したくなり

散歩することにした。

 

夜見る街と朝見る街では、全く印象が異なった。

コトルに訪れる際は、朝と夜、両方の街並みは必見だ。

 

 

しばらく歩いていると

スマホがピコーんとなった

 

キキ「ぼくもふらっと散歩しに行きますね」

 

師匠はまだねとるのかな

あの人はほっといてもどうとでもなるだろう

とか思いながら散策を終え、宿に帰る。

 

キキくんはいなかった

師匠は寝てた。笑

 

キキくんが帰ってきたタイミングで

ちょうど師匠が起き

チェックアウトして、3人でコーヒーを飲みに行くことに(キキくんは無類のコーヒー好き)

 

キキくんが気になっていたカフェにつき

オーダーした後に

 

キキ「あ 財布鞄に入れっぱなしにしちゃった!」

一同「借そうか?」

キキ「すいません! いいんですか!?」

一同「全然大丈夫だよ」

店員のおばちゃん「後でも大丈夫よ! 飲み終わったらまたいらっしゃい」

 

 

なんていいおばちゃんなんだ。

ぼくらがバックレる事は考えないのだろうか。笑

 

伊達政宗が秀吉のもとに馳せ参じた時に

腰にあった小刀を手渡し、後ろを向いて小便をするシーンを思い出す、うつヘルであった。